なにをもってアニメスタッフが原作を好きだの嫌いだの断言できるんだろう

スタッフ自身が公言しない限り、原作の面白さの核となる部分をアニメ化に際して変えてしまった場合、「このスタッフ、原作のこと好きじゃないんだろうなあ」という言葉が出てくる。逆に、「スタッフの原作への愛が伝わってきます」とか言われる場合、多いのが、特に本筋に関係しない小ネタや何やらをちゃんと再現してる場合。つまり、細かいところにまで目が行き届いてるのは原作をきちんと理解しているから、それだけ愛してるからだ、という理論。理解している、ぐらいならともかく、愛が伝わってくるとまで言われると少々もにょるところはある。そういう場合、大抵「スタッフは(俺たちと同じ読者目線においても)原作を愛してるんだ」と言ってるような気がして、それはちょっとどうだろう、と思わなくもない。


なんとなく思い出すのはこの一件。自分はこのアニメ、そんなに嫌いではなかったけど、にしてもこれは「このアニメは原作とは違います」ということを原作ファンに向けて嫌がらせ込みで表明してるように見えちゃってしょうがなかったなあ。イベントでの伝聞ということで、実際にその場に居合わせた人間でないと分からないニュアンスがあったのかもしれないけど。


……なんかいつにも増して歯切れが悪いね。