伊豆の踊子/川端康成/新潮文庫

伊豆の踊子 (新潮文庫)


何故か伊豆大島を舞台にした話だと思ってた。違った。大島から来た踊子がヒロインではあるけれど、舞台は伊豆半島のほうだった。あと、旅先で出会った女性との恋愛、というあらすじからなんとなくその女性は場数を踏んだ年齢の人を連想していたのだけど、これも違った。


他の登場人物は名前が判ればその名前で呼ぶのに、ヒロインに限って地の文でも口に出している台詞でも主人公がずっと「踊子」で通しているのは、なんかそういう距離感を表現してるのかな?