DADDYFACE/伊達将範/電撃文庫

DADDYFACE (電撃文庫)


貧乏大学生の元に押しかけてきた十二歳の美少女。彼女は、主人公がまだ10歳にも満たない頃に同い年の女の子と作った子どもであるという。超古代文明の遺産で、トレジャーハンターで、古代から伝わる超人拳法の使い手で、情報産業の面から国家すら凌駕する力を持つ巨大コングロマリットで、オーパーツラブ。


もう随分前に読んだ同作者の「クールダウン」が合わなかったのでどうかなーと思ったんだけど、どうかなー。フレーズの選び方の微妙さとか、地の文で時々作者が顔を覗かせるのとか、不満に思ったところはあまり変わってなかったように思います。記憶曖昧ですけど。設定について思い出したのは「9S」なんですが、あっちが色々誠実な姿勢を見せてたのに対し、こっちは色々開き直ってる感じ。別にどっちがいいというわけでもないけど、まあ好みの問題か。


あとは、シチュエーションの割にあんまり背徳感がないのが残念でした。作風的に、今後もそういう方向には行きそうもないなー。まあ、明るく楽しい娘とのイチャイチャというのも、悪くはないけど。それと、娘の方がもうちょっと派手に暴れてくれれば。