「まぶらほ」について熱く語らされました

http://d.hatena.ne.jp/giolum/20051111#1131646368

しかしストーリーを進めなくても良いコミカルな連載に対し、シリアスな書き下ろしはストーリーを進める分、なかなか筆が進まないもののようです。神坂一さんの「スレイヤーズ」にしても、賀東招二さんの「フルメタル・パニック」にしても連載がどんどん書き下ろしに対して先行してしまい、ついには書き下ろし執筆のために連載を止めるという救済措置が取られています。

ここらへんに結構唸らされました。仰る通り、ドラマガで連載ギャグ短編+書き下ろしシリアス長編というのは富士見が人気作を生み出すにあたって長く取られてきた手法なんですが、一方で合わない人にまでギャグを強要する(あざの耕平「BBB」なんか個人的にはそう見えますけどね)とか、連載と書き下ろし同時並行が常態となり、作家の力をすり減らすのではないか(編集の方は、連載担当と単行本担当といるみたいですけど)とか、批判も多かった。それを受けて富士見が動いた……ってのは面白いかも。