封仙娘娘追宝録(2) 嵐を招く道士たち/ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫

嵐を招く道士たち―封仙娘娘追宝録〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)


今回宝貝を拾ったのは、昔からいがみ合っている2人の道士。彼らの子どもで、幼い頃からの知り合いの男女も巻き込みながら、殷雷と和穂は宝貝を回収しようとする。


ドラゴンボール」でいえばドラゴンレーダー的な道具が冒頭で早々に壊れたり、この先話を引っ張っていきそうな、いかにも曰くありげなキャラが出てきたり。この2巻から、目に見えてシリーズ化を念頭に置いた書き方をし始めています。「オーフェン」とかもそうだったけど、ここら辺は富士見の伝統ですかね。内容に関しては、毎回アイディア自体はそう奇抜なものではないんだけど、料理の仕方がうまいなあと。オチのつけ方もうまい。ただ、この巻は独特の文章が1巻に比べるとやや鳴りを潜めていたのは残念。