キーリⅢ 惑星へ往く囚人たち/壁井ユカコ/電撃文庫

キーリ〈3〉惑星へ往く囚人たち (電撃文庫)


その昔、地球からこの星に渡ってきた宇宙船の残骸のそば。炭鉱の街に滞在しているキーリ、ハーヴェイ、兵長のお話。


今までの中で一番面白かったですよ。キャラに愛着が湧いてきたせいでしょうか。しばらくは旅先で事件に巻き込まれるパターンの話を続けるのかと思ったけど、ここで転換点が。なんか普通に次巻が楽しみな終わり方だ。しかし、結構派手な展開をやってる筈なのに地味っていうのは、やっぱりそういう作風なんでしょうな。作者もそれが分かってる節があって、情景描写は結構書き込む割にアクションはさらっと流してる気がします。