映像込みで印象に残ったアニメOP/ED

毎週流される番組の顔だけに力作が多いですよね。OPはいいのに本編は……というアニメのなんと多いことか。まあ、どうしても気に入った作品⇒気に入ったOP/EDってなっちゃうことも多いと思うんですが、幾つか挙げてみます。

曲に合わせてテンポよく

映像をポンポンと切り替えていく、と言ったら「エヴァ」「カレカノ」「ナデシコ」OP辺りでしょうか。ちょっとずれるけど、「H2」のOPとかも1〜9までの番号が久保田利伸の主題歌に合わせてぱっぱっぱっと点灯していくのがすごい気持ちよかった記憶があります。「ネオランガ」もそうかなあ。民族音楽っぽい主題歌で布を巻いてボディペイントしたねーちゃんたちが踊ってるという……。最近はテレ東規制でああいう表現は規制されてるって話もあるけど、実際のところどうなんでしょうね。

アニメらしくよく動く

ものだと、「まほろまてぃっく」第一期OPの空飛ぶまほろさんがミサイルをひらひらかわしていくところとか。そうそう、「サイレントメビウス」とかもケレン味たっぷりのいい動きをしてました。曲の方もかっこよかった。最近だと「苺ましまろ」「かみちゅ!」とキャラが細かい芝居をしてる作品も多いですね。「奥さまは魔法少女」辺りのGIFアニメを作りたい!と思わせるような動きもグッド。

遊び心

だと、やっぱり「月詠」「ぱにぽにだっしゅ!」の新房監督。「ソウルテイカー」とかは普通にかっこいいんですけどねえ……ただ、あの色使いは変わらないようで。新房監督もそうですけど、最近テロップで遊んでる人が増えましたね。舛成監督の「R・O・D」「かみちゅ!」とか。どうせテロップ入れるなら積極的に遊んじゃおう、という姿勢は素敵。でもDVD特典のノンテロップオープニングが作れないという罠。パロディで遊び心を発揮してるものだと、1stガンダムをパロった「ジンキ」。「ビバップ」もそうなるのかな。

独自性とか斬新さとか

攻殻」は劇場版GISもSACも他にない味を出してますよねえ。ああいうのを実験的っていうんだろうか。「妄想代理人」はキャラが狂ったように笑ってる映像が1人1人流れてくという、非常にサイコなもの。インパクトだけなら今まで見た中でも一番かも。そうそう、忘れちゃいけない「あずまんが大王」。「瓶詰妖精」「極上生徒会」とキャラが飛んでは引っ込み飛んでは引っ込みって入り方は、あれが元なのかなあ。テンポも非常に良かった。「フルーツバスケット」は、岡崎律子のしっとりした歌声が流れてく中、ゆっくりとキャラの背中を映してくというもの。「ベターマン」は、環境ビデオのような海底の映像にキャラをかぶせるという、ある意味非常に深夜放映に合ったものでした。

メッセージ性とか伏線を示唆

してるものだと、「リヴァイアス」「スクライド」などの谷口悟朗作品。本編も面白いけど、この人が関わったものはよくできてます。あとは8mで撮影した風な「おねがいティーチャー」、3人の主役の位置が交互に変わっていく「おねがいツインズ」とかも作り込まれてるなあと。

ED

OPに比べると止め絵を延々と写してるだけだったりなんだりで、どうしても大人しいものが多くなっちゃいますね。その中で面白いと思ったのは「エアマスター」ED。あれはインパクト強かった……。別の意味でインパクトが強かったのは「天上天下」「涼風」。色んなものに悪そう。本編終了⇒EDという流れがうまかったのは「巌窟王」「KURAU」辺り。特に前者はその後すぐに次回予告に入るまで気が抜けない作りでした。SDキャラが踊ってる、ってのもEDの定番ではあるけど、「トラブルチョコレート」EDは衝撃でした……そこまでパラパラを流行らせたかったのかavex。そういえば「天上天下」OPでも躍らせてたな。


あとは夕陽をバックに戦うところが印象的な「エスカフローネ」とか、否が応にも本編への期待を高めてくれちゃった「NOIR」「.hack//SIGN」などの真下耕一作品とか、話したいことはまだまだたくさんあるけれど、挙げてるときりがないのでここらへんで。