とある魔術の禁書目録/鎌池和馬/電撃文庫

とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)


なんか今、売れてるらしいです。


どんな特殊能力でも無効化できる「幻想殺し」の少年は、ある日1人の女の子が自分のマンションのベランダにひっかかっているのを発見する。彼女はとある事情から「魔術師」に追われているというが……。


乱暴だけど、鍵3割に月7割ってのが大雑把な印象でした。別にパクリ云々じゃなくてね。うまくやればかなり私好みの作品になったと思うんだけど、ややいまいち。特にヒロインの持って生まれた不幸とか、鍵ゲーだと奇跡で解決しちゃうとこを大脳生理学やらなんやらの方向に持ってくかと思いきや、結局力押しかよ、みたいな。科学と魔術が対立しながらも同時に存在してる世界っつう設定がいまいち生かしきれてない印象はしました。まあそこら辺は個人的には些細なもんで、鼻についたのは主人公のおちゃらけ具合。「悪魔のミカタ」の主人公といい、どうしてこう……言葉でうまく表現できないんだけど、アレなんだろう。作者の照れ隠し?