神様家族/桑島由一/MF文庫J

神様家族 (MF文庫J)


神様の息子として生まれ、何をするにしても父親とお付きの天使の助けを借り、何不自由なく育ってきた主人公が、そこから抜け出そうとする話。


中盤までで典型的なドタバタラブコメと見せかけといて、ラストでちょっと世界の様相を変える。作者としては気合入れてるのは終盤なんだろうなあと思うけど、気に入ったのは序盤のハイテンションなのでした。やっぱり姉は弟の恋が成就するのを邪魔して手伝って然るべきですね。しかし、あそこで元サヤに収まるってのはどうなんだろうか。そこらへんがちょっと、商売の匂いを嗅ぎ取ってしまってうーんなのでした。