おねがいマイメロディ#10「ヒーローになれたらイイナ!」


「正義の味方?へえー、すごい。マリーランドにはそんな人いなかったよ」


「ドラマの台詞でしか言えないなんて、気色悪い」にどうしても気を引かれるけど、こっちもなかなか凄いこと言ってるような……


美人でオシャレな奏お姉ちゃんは授業中、化粧を直している最中に視線を感じる。それは、クラスメイトの菊池のものだった。菊池は将来スタントマンを目指していて、ヒーローショーで怪獣役のバイトをしていた。彼は奏をヒーローショーに誘う。奏は乗り気でなかったが、マイメロが行きたいと懇願するので、結局ついていくことに。


山野辺先生担当回。ヒーローが悪に、怪獣が正義に、みたいな逆転はまあよく見かけるけど、化粧してる最中の女の子が可愛いってのは新しいなあ。最初に歌ちゃんに押されて失敗したマスカラが伏線になってたのね。「教室で化粧するなよ!」みたいなツッコミはどこからも入らない。普段の軽薄そうな雰囲気と違って、化粧してる時の君は……というのも新鮮。どっちかっていうと化粧=軽薄ってのが使われやすい記号じゃないのか。「マシュマロ」のジャスミンの話を思い出させます。あれは化粧して綺麗になる努力を説いてたわけだけど、こっちはなんか、こう……。


今回、黒音符がゲットできたのは、なんなんだろうね。クロミも言ってる通り、今回はてっきり失敗したと思ってたんだけど。マイメロ、勝負に勝って試合に負ける、みたいな感じか。


それはそれとして沢城さん、「芝居下手過ぎ」ってのは隣にいる奏姉ちゃんへの皮肉でしょうか。あと、子どもは「悪辣」なんて言葉絶対に知らないと思う。今回の突っ込みどころはそのくらい。