おねがいマイメロディ#4「おうちがキレイになったらいいな!」


あの人自体が一番の粗大ゴミだったのかもね

そんな台詞を笑顔で言っちゃう女の子が主人公の「明るくて楽しいキュートなラブコメディーアニメ」サンリオ公式より)、「おねがいマイメロディ」好評放送中!


基本的には、魔法の国からやってきたクロミが、魔法の道具を使って人間の負の部分を増大させ、欲望を具現化し、毎回騒動を引き起こす。それをクロミを魔法の国から追ってきたマイメロディがなんとか阻止しようとする……という定番のお話の筈なのに、どこをどう間違ったんだろう。今回は、マイメロが一緒に暮らしている主人公、歌の家の隣に住む掃除嫌いの男が登場。彼の家はゴミに埋もれ、世界がゴミでいっぱいになってしまえばいいと思っていた。そこをクロミにつけこまれ……という粗筋なんだけど。こういう話の常として最後には憑き物が落ち、改心していなければならないゲストキャラが、今回反省の素振りすら見せない。掃除嫌いの男は結局クロミの魔法からは逃れるものの、ゴミ溜めに埋もれるという夢を見せてくれたクロミに感謝すらしている。これでクロミは、欲望を満足させると発生する黒音符を一つ、手に入れてしまう。家に帰ってきた彼を待っていたのは、息子を心配してやってきた母親だった。母親は家の惨状を見て一通り掃除を敢行。掃除嫌いの男は、「こんな綺麗な家には住めない」と引っ越し。その様子を見て歌たちが一言、「今度はもっと綺麗好きの人が来るといいね」……


……なんというか、何の解決にもなってない。しかも、マイメロや歌はそれを知っていて尚且つ、「そういう人もいるのよね」で済ませてしまう。ここらへんの諦観は異常。先週、大して仲良くないクラスメイトのために泣いてた歌ちゃんはどこへ……。マイメロクロミにとっては騒動の最後に回収されるダークパワーやらが重要で、人間が改心したかどうかとかはどうでもいいのかと邪推してしまう。黒いというか、オブラートに包んでない率直な毒舌アニメなんだよな。先週みたいにクロミが標榜する性悪説(今回の話には後天的な善すらない)が「結果的に」否定されることもあるけれど、肯定される時は今週みたいに容赦なく肯定される。対するマイメロはやたら友達友達言ってるけど、本編での描かれ方を見てるとどうしても性善説に則って作られたキャラには見えない。むしろ、そういう教科書的な道徳を嘲笑してるキャラのように見える。だからそもそも、善対悪という構図すら為していない。こう考えると凄いアニメだな。ファフナーで猛威を奮ったという山野辺一記脚本、堪能させてもらいました。来週も楽しみにしています。

205 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2005/04/24(日) 10:23:09 id:VmmhUlO8
クロミの逆恨み=自虐的で性格の歪んだ幼少期アニヲタの象徴
クロミの牢屋行き=反社会的の結果ひきこもり
クロミが鍵を見つける=アニメという趣味に出会う
・「レコードが解らない」=アニヲタの年齢を自覚させる
・自分にとっては必要なゴミ=まわりからみたらキモイ趣味=アニメ
・「隣の人も仲間だと思ったのに」=アニヲタは寂しがりや
・「あの人は粗大ゴミだね」 つまりアニヲタ=ゴミ
・母親がゴミ捨てて引越し=アニメDVD処分で死亡
・倒されても改心しない=アニヲタは何を言われてもアニヲタ
・「男は顔」=ブサイクなアニヲタへの批判

富野御大もビックリのアニヲタ批判アニメ、それが山野辺クオリティ

おねがいマイメロディ 3メロより


マジか。