エルフェンリート(10)/岡本倫

エルフェンリート 10 (ヤングジャンプコミックス)


んで、女の子が酷い目に合うことが多い漫画の最新刊。しかし、この漫画が10巻出してアニメ化して。色んな意味で日本の漫画業界凄いよ。


今回はルーシーと蔵間の過去が明らかにされたわけですけど、今までにルーシーが個人的な恨みを蔵間に抱いてたっていう描写ありましたっけ?……と思ったら、7巻時点でちゃんとそういう趣旨の回想がありますね。正直、連載もこれだけ続いてたので急場作りの後づけ設定か?と思ってたんだけど、単にこちらの記憶力不足でした。


しかし、話もクライマックスに近づき、もうギャグが入り込む余地なんてないように思えるのに、なんとかギャグを入れてくるなあ。この巻だと、緊迫した状態で能宗がルーシーへの攻略法を必死に考えてる横で、ディクロニュウスが泣いてる擬音が平仮名で「めそめそ」。なんだそりゃ。一つのコマの中でギャグとシリアスが共存してるというか。そういう読者を腰砕けにするギャップが好き。

DVDも発売されているので、是非そちらもご覧になってください。
漫画と違って、とっても絵がきれいです。

あとがきより。全米が泣いた