食卓にビールを(2)/小林めぐみ/富士見ミステリー文庫

食卓にビールを〈2〉 (富士見ミステリー文庫)
物理オタクの作者による理系SFコメディ、早くも2冊目。
内容は基本的にしょーもないものばかり(褒め言葉)なので、短編をスケールだけでかくしたような書き下ろしの中篇はもうちょっとひねってほしかったなーとは思ったけど、気になったのはそれくらい。ノリは1巻と変わらないので、あっちが気に入った人は是非。

内容以外で気になったことが一つ。表紙でパンチラhttp://www.kadokawa.co.jp/fujimi/mystery/search.php?cover=200407000285はやめてほしかったなー。正確には裏表紙で、店頭に並んでる状態では帯に隠れて見えないようにしてるとこから、そういうのは控え目にしとこうという意識は感じられるのだけど。同じ富士見で「デビル17」なんてものが出てることだし、萌え路線を否定する気はありませんが、表紙で出されると凄い安っぽい印象がある。特にこれは電撃の「乃木坂春香の秘密」と違ってそっち系の要素は皆無に等しいわけだし。や、主人公と旦那のなにげないやりとりは読んでてなかなかニヤニヤくるものがありますが。主人公が文庫から女子高生になってしまった件もそうだけど、うーん……

池袋ジュンク堂では直筆ポップが置いてあるhttp://d.hatena.ne.jp/c-pete/20041013#p2みたい。そういや同じ富士見で秋田禎信も書いてるようなことを言ってたなあ。