完結。最後はややシリアス寄りになっちゃったけど、「こんなのこの作品じゃない！｣というほどではないかなあ。

「どうも妙な顔だな。如何にも生活に疲れている顔だ。世紀末の顔だ」 「何故奥さんを貰わないのだろう」 「そこが先生の先生たるところで、あれで大変な理論家なんだ。細君を貰って見ない先から、細君はいかんものと理論で極まっているんだそうだ。愚だよ。…

作者自身が登山家だけあって、山岳の描写はお見事でした。

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