秋田禎信BOXを買い逃した人に


秋田禎信BOX

秋田禎信BOX


「キエサルヒマの終端」「約束の地で」分は再販が決定したようです。


2009年12月、完全予約限定生産で秋田禎信BOXは発売されました。一部専門書店やネット書店においては店側が注文したのかしばらくは予約していない人でも購入することができましたが、さすがに1年も経つとそれもほとんど見なくなってきました(自分の目の届かない地域のリアル書店などに置かれていた、という報告はたまにあります)。amazonマーケットプレイスヤフオクなどに出品されることもありますが、この手のものは値段が高いことがしばしば。じゃあ未入手の人はどうすればいいのか。

オーフェン後日談「キエサルヒマの終端」については作者公式サイトで読める

http://www.motsunabenohigan.jp/oldnote/oldnote.htm


そもそもこの企画本は秋田の公式サイト「モツ鍋の悲願」で「キエサルヒマの終端」(当時は「あいつはそいつでこいつはそれで」)が連載されたことが発端でした。これは、今でも2008年9月〜2009年4月までの雑記で全文が読めます。分量としてはファンタジア文庫約250P相当。魔王の力を返すために新大陸に向かうオーフェンをクリーオウが追っかけるという話で、はぐれ旅第2部の結末に不満を持っていたという人は、これを読めばある程度解消できるでしょう。登場人物の名前が「あいつ」「そいつ」「こいつ」といった代名詞に置き換えられているのが難点ですが、当時の記憶がほとんどないという人はオーフェンペディアお茶か牛乳しか飲んじゃいけません! : あいつがそいつでこいつがそれで、それにライトノベル板の秋田禎信スレ過去ログなどのどれかを活用することをおすすめします。エンハウとか、他のオーフェン後日談に関しては……まあ……。

図書館の蔵書を利用する

図書館によっては所蔵されているところもあるようです。自分が公共図書館WebサイトのサービスWebcatから調べた結果はこちら。漏れはあると思うので、他にありましたらご指摘ください。


圧倒的に首都圏に集中してはいますが、同じ県内や国会図書館からなら最寄の図書館に取り寄せてくれることもあるかも。ただそういうのは基本的に館内閲覧のみなのかな?詳しくは図書館の司書の方にご相談ください。

あきらめて再販か秋田がオーフェン第3、4部を書くのを待つ


まあ完全予約限定生産と銘打ってるので、再販は望み薄だと思うんですけど。
夏ごろにtwitterで秋田がオーフェン第3、4部をどういう形でか書くかも、ということを示唆していたので、その時にそれぞれ3部、4部の冒頭部分に当たる「キエサルヒマの終端」「約束の地で」は何らかの形で組み込まれることになる……かも(半年音沙汰がないので頓挫した可能性も)。エンハウとか、他のオーフェン後日談に関しては……まあ……。


第3、4部実現については自分としてはちょっと複雑な気持ちなんですどね。今は「ベティ」や「機械の仮病」など完全新作を追ってるほうが楽しいので、ファンの心理的にどうあっても完全新作より注目が集まるオーフェンのほうはちょっと遠慮したい。ただ読みたいか読みたくないかっていったらそりゃ読みたいに決まってるので、3〜5年くらいの周期で1巻、濃ゆくて厚いのが出てくれるくらいがいいかなあと。


とりあえず3月下旬にTO BOOKSから発売されるという「ハンターダーク」を期待して待ちたいと思います。