晴れた空にくじら(1)〜(3)/大西科学/GA文庫

晴れた空にくじら 3 浮鯨のいる空で (GA文庫)


「ジョン平」の人の新作は、不可思議力で空を飛ぶ飛空船モノ。
この作品の主人公の性格とそれを表現する語りって、「大久保町」シリーズに似てるな、と思った。滅多に「!」を使わないところとか。
最初、男二人女一人のパーティーで、前作のことを思い出して「これはNTR展開来るか!?」とドキドキしてたら4人目が現れてしまって、ちょっとがっかり。がっかりといえば、これだけの素敵ガジェットを用意しておきながら、後半どんどん戦争がメインになっていってしまったのもがっかりだった。いや好きですけどね(フィクションの)戦争。やりたいことをやろうとしてたら戦争に徴用されてしまったというままならなさは分かるけど、もう少しこう、手心というか……