眼の壁/マーガレット・ミラー 船木裕:訳/小学館文庫

眼の壁 (小学館文庫)


周囲の人間が皆自分を憎み殺そうとしている―――そう思い込んでいる盲目の女性を描いたサスペンス小説。現在氏の作品で邦訳されている長編としては一番新しいもの。


時々凝った言い回しを用いつつ読みやすい他作品と比べると、ごちゃごちゃしている感じを受けた。初期作品だから?あるいは訳者の問題?本編とはあまり関係ないけど、解説で「アメリカではWW2で男たちが出征したために女性の社会進出が促された」、というところにへーと思った。