夢果つる街/トレヴェニアン 北村太郎:訳/角川文庫

夢果つる街 (角川文庫)


秋田が影響を受けたと語っていた一冊。スラム街を守る男やもめの老警官の話。ハードボイルド、というには以前読んだ『さむけ』辺りと比べるとちょっと湿っぽいかな。ラポワント兄貴の名前はこの小説の主人公から取ったんだろうな。ソリュード姓ではなかったけど。あと「クオ・ヴァディス・パテル」って台詞も出てきたけどこれは別にこの小説からとは限らんか。ぐぐるオーフェン関連ばっかりだけど……本編ではパテル=父で「どこで行ってしまうの、パパ?」と訳されていた。