覇壊の宴(1)(2)/日昌晶/富士見ファンタジア文庫

覇壊の宴 (富士見ファンタジア文庫)


第11回ファンタジア長編小説大賞<準入選>作。現代(近未来?)日本とゲートによって繋がり、兵器の密輸や亜人の奴隷、産業廃棄物の投棄など問題が山積みのファンタジー世界に常駐社員として派遣された冴えないサラリーマンが主人公。とはいうものの、お話の構造は群像劇、陰謀劇かな。王国の大臣が自衛隊の士官をノーパンしゃぶしゃぶ風に接待しようとしたり、設定の細部や小ネタは面白いけど、基本的には一発ネタ。