つっぱれ有栖川/ヤマグチノボル/角川スニーカー文庫

つっぱれ有栖川 (角川スニーカー文庫)


ヤマグチノボル初のオリジナル商業小説は、女子相撲モノ。実家が相撲部屋で幼い頃から半ば無理やり土俵に上がらされてきた主人公が、結婚相手まで相撲取りにされるという段に至りブチ切れ。両親は、知り合いが校長を務めている学園の弱小相撲部を建て直せば自由を認めてやるというが……。


小説のネタとしては色物もいいところだけど、中身はふっつーにスポ婚もといスポ根してる。処女作にはその作家の全てが出るというけれど、なんとなく分かる気がする。