2009-06-01 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2)/伏見つかさ/電撃文庫 読了 コミケに行った帰りに友達にオタバレしたでござる、の巻。 乃木坂春香と俺妹。どちらも嫌いじゃないんだけど、この二つって「オタクの女の子と付き合いたい」というより「オタクの自分を一般人女性に認めてほしいという心情の裏返し」みたいなものを感じるなー。 ヒロインが好きなものは「美少女」が描写されてるアニメやゲーム、漫画でメンタリティにも男オタと違う部分があんまり見出せず、主人公はそっち方面に興味はないんだけど理解はある、という構図がどうにもむず痒い。 相対的に秋口ぎぐるの『ひと夏の経験値』は偉かったなあ、と思えてきた。 あと「このゲームは18歳未満はやっちゃだめよ」という建前としてはそれなりに機能していなくもないしれない業界のルールを破ってるキャラが、「犯罪者扱いはやめろ!」とか言い出すのも、うーん。こういうことで業界の中にいる人の作品に対して業界の外にいる自分がアレコレ言うのもどうかと思うけど。