うさ恋（1）〜（5）/野村美月/ファミ通文庫

「女なんか、嫌いだ〜っ！」「おまえ、輝いてるぜ！」「オトされて、たまるか！」「泣かせて、ゴメン。」「好きだ、好きだ、大好きだ〜っ!!」の全5巻。

地球を癒すために月からやってきた、興奮するとうさぎの姿になってしまうお姫様との押しかけラブコメ。『文学少女』シリーズから遡って読んでみた。文体や雰囲気からんー低年齢向けなのかなーと思ってたら足元を掬われた。ラストの力技は間違いなく『文学少女』を書いた作家と同じものだった。ヒロインのライバルとして主人公の幼馴染であるボーイッシュ少女もななせ同様いい味出してるんだけど、こちらは互角以上に渡り合った後に綺麗な負け方したなあ。タイトルからして、最初からどちらとくっついてもおかしくなかったのかも？