ダンシィング・ウィズ・ザ・デビルス/庄司卓/富士見ファンタジア文庫

ダンシィング・ウィズ・ザ・デビルス (富士見ファンタジア文庫)


ライトノベルの多くがバトル物である以上、読者である私は常に、作者が「人を殺すこと」「人を傷つけること」をどう考えているか、その辺りの倫理観の擦り合わせを求められるのだけど、これは、ちょっと、なんだかなあという感じであった。まあ『ヤマモトヨーコ』も合わなかったしなあ。SFを根底に置いたファンタジーという設定は面白いといえば面白いのだけど、基本的にはよくある魔法バトル物を大きく逸脱しているわけではない、かな。