放浪息子(7)/志村貴子

放浪息子 (7) (BEAM COMIX)


……え?あ、あれ?1巻飛ばしたっけ?と、思わず本棚にある巻を確認してしまいました。「今……なんか……さらっとすごいこと」。いやはや、淡々と進んでるかのように見えて油断してると唐突にぽーんと凄い変化が起こっている、というこの人の漫画の流れには慣れたつもりでいたんですけど、いきなりこう来るとは。いや、いつかそういうのがあってもいいなあとちょっと期待はしてたんだけど、それにしてもなあ。でも、案外ああいうことってこういう感じでいつの間にか進行してるものなんでしょうか。そこら辺のことに関しては、こちらの人の読みに、頷かされました。まあ誰もがこの関係はうまく行かないと思うわけで、この先の展開を考えると今から胃が痛いのですが、そうは言っても37ページの安那ちゃんが可愛すぎて即物的な喜びに浸ってしまう自分を抑え切れません……


で、まあそこら辺の余波もあって、高槻さんと千葉さん、佐々ちゃんとちーちゃん、ちーちゃんと白井さん、あと何故か岡君とマコちゃん辺りの関係も変化。特に高槻さんと千葉さん、はずっとぎくしゃくしてただけにちょっと来るものがありました。今回の騒動、この二人の関係修繕のために起きたんじゃないか、と思うほど。


ところで、115ページで貴女幾つですかっていう感じの、古代エジプトの王女様みたいなポーズで寝そべっている千葉さんの愛人採用はどこに応募すればいいんでしょうか。