ライトノベルにおける文体の変遷の歴史、とか誰か書かないかなあ
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自分はわりと文体を気にする方だとは思うけど、ラノベ専の人だからなあ。一般文芸と比べてどうこう、ということは言えないんだよなあ。でもまあ、自分の認識してる、ライトノベルにおける文体の主な派閥?分類?ってのを考えてみると、
- 物語の中で起こったことをそのまま書き連ねていく脚本家文体。会話文多め。……えーと具体例がぱっと思いつかない
- 擬音やフォントいじり、改行を多用する漫画っぽい文体、神坂一やあかほりさとる、阿智太郎など。一時期はライトノベルといえばこの辺りを指していたけれど、最近はあまり過剰なものは駆逐されていっている気がする。
- 1、2の反動?からか最近増えている饒舌な文体。西尾維新など(から派生した)ファウストっぽい人たち。言葉遊びなんかも好き。思春期の自意識が云々、とかよく言われる。
- 文章というよりはテキスト、縦書きの紙媒体より横書きのメッセージウィンドウやブラウザ上が似合いそうな文体。竹宮ゆゆことか桑島由一とか滝本竜彦とか。エロゲライター出身者によく見られる。
こんな感じ。これらだけでライトノベルが成立してるってわけでは勿論なくて、自分が大雑把にでも分類できるのがここらへんってだけ。で、以前は例外は幾らでもあるにせよ1、2が大勢をしめてたのが、今現在では2の中でも過剰な、一昔前にライトノベルといって多くの人が想像したような「ページの下半分が真っ白」といったようなものは大分駆逐されて、代わりに3、4が増えてるなあ、という印象。といっても、ここらへんは最新事情を追ってる人に聞くとまた違うのかもしれない。
ちなみに、自分が文体について面白いと思った/好きな作家or作品は大体下に挙げてるようなやつ。
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意識的に文体を変えてるっぽいけど、この二つは甲乙つけ難い。
……あー、でも、ここまで書いて、まいじゃーさんの言ってる「魅せる文章を書く作家さんだって大勢いるわけですが、そういう方は大抵境界型作家と呼ばれる存在にシフトしていきます。」って当たってるかもなあ、と思った。
あと、ライトノベルの文体、と言えば思い出すのがこのパスティーシュ。元ネタを知ってれば知ってるほど爆笑。というか滝本竜彦ははまりすぎ。