それは舞い散る桜のように/Basil


あー、『CROSS CHANNEL』然り、『秋桜の空に』然り、エロゲの、こういうトリックスターの織り成すギャグのノリは好きです。……んでも、これが他のメディアに移植されると、途端に寒くなるんだよなあ。なんでだろう。ラノベ→アニメとかでもこういうことはよくあるし、やっぱり、テキスト芸の面白さってのは活字媒体独特の面白さであって、それを実際に声つけて動かしてみたところで必ずしも面白いもんでもない、ってだけなのかなあ。ということは、竹宮ゆゆこ作品とか仮に映像化してもあんまし面白くなさそうだなあ。


しかし、『ONE』も『秋桜の空に』もこれも、なんか似たような構造だなあ。中盤でヒロインに関しての問題は解消されるんだけど、ゲームを通しての問題は主人公の方にあるから、どのヒロインのルートでも最後には同じ壁に突き当たる、ってのが。エロゲ主人公は他人の問題を解決するのに疲れちゃったのかしらん。


キャラでは、小町が好き。『CROSS CHANNEL』の美希と結構被りますね。あとイチャイチャではなんといっても希望。照れりこ照れりこ。


西又先生のCGは、少々怪しいところもあったけど、あまり気になりませんでした。