テレビ東京とアニメの関係

http://hikawa.cocolog-nifty.com/hyoron/2006/12/post_db42.html

確かにこれまでは魅力ある作品数に限りがあり、ファンが作品を選んでいるというよりは、作品に選ばれているというような兆候すらあった。その選択肢が広がることは基本的には良いことだ。
 しかし、それぞれ個別の嗜好を持ち、個別のメディアの事情から個々のユーザ層へ特別にアレンジしたような作品が増えるなら、単に既存のパイの食い散らかしになり、求心力を失うのは目に見えている。
 いま必要なのは、新しいパイを焼き上げることと、それを食べたいと思っている新しいお客を呼び込むことだ。それには作り手・受け手ともどもそれぞれの立場で、何が受けて何が受けないのか考えつつ、せっかくめぐってきたチャンスを活用することではないだろうか。


97年当時の記事。ここ数年の状況と照らし合わせると面白いかもしれません。既にテレ東ってアニメ放映において特権的な地位にはないよなあ。あの頃は、多チャンネル化なんてまだまだ先のことと思っていたのだけど。