谷原秋桜子『天使の開けた密室』、創元推理文庫より発売

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◇『天使が開けた密室』 谷原秋桜子(たにはら・しょうこ)著
ワリのいいバイトには裏がある?! 女子高生・美波が遭遇した事件とは。


某所某板某スレで知りました。実は私は読んでないんですが、初期富士ミスで(少なくともネットでは結構)評判のよかった同名タイトル(isbn:4829161108)の復刊だと思われます。これはシリーズ物で2巻もあるようなので、そっちも1巻の売上次第で、あるいは売上に関係なく出ることでしょう。


てか。最近だと田中哲弥といい、こういう、ライトノベルレーベルであまり振るわなかった作品が一般文芸寄りへ、ってのは喜ばしいことではあるんだろうけど(私も実質的にはハヤカワデビューの流れで読んだようなものですし>田中哲弥)。同時にちょっと寂しくもあり。や、まあ寂しいってだけで、別に批判するようなことでもないんですが。大体私は現時点ではこの人の読者ですらないんだから、寂しいってことすらおこがましい。のだけど……これは、実際ラノベレーベルが何でもアリではないことを逆説的に証明してるわけでもあって。うーん。


全然関係ないんですけど、HJ文庫版「はじまりの骨の物語」ってどれくらい売れるのかなあ。結局、ラノベという枠で言うならあんまり変わらない気もするし、いっそ新潮社とか中公とかで出しても面白かったんじゃないかなとか。かえってベタかな?