封仙娘娘追宝録(4) 夢をまどわす頑固者/ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫

索具輪で宝貝を探していた和穂は、一箇所に集まった反応が次々と消えていくのに気付く。その原因を調べるために反応が消えた場所へ向かった和穂と殷雷は、途中槍の宝貝を連れた娘と出会う。聞くと、娘は和穂が察知した現象を起こした張本人である「宝貝王」なる人物の宝貝が欲しいというが……。

前半の山場。長編の中では一番好きな巻でもあります。ひたむきに頑張る和穂と、口ではなんだかんだ言うけど結局和穂のことを放っておけない殷雷のコンビ(カップルに非ず)がいいんだわ。特にイチャイチャしているというわけではないんだけど、掛け合いが読んでて微笑ましい。6巻辺りからは準レギュラーみたいなキャラも数人増えるので、2人だけの掛け合いってのは短編だけになって、少々寂しいです。ま、大勢でドタバタしてるのも嫌いじゃないんですけどね。鍋つついてるシーンとか。カニ、カニィ！