ラスト・ビジョン/海羽超史郎/電撃文庫

ラスト・ビジョン (電撃文庫)


同級生、深奈に招待され高校三年生の夏休みを人工の離島で過ごすことになった主人公一行。そこは、深奈の一族が経営する大企業の研究施設だった。意識と現象、「人間とは何か」を研究しているそこで、主人公たちは事件に巻き込まれてしまう。


時間を越えると共に、意識だけが次々と肉体を乗り換えていく(間違ってるかもしれないけど、イメージとしては大体こんな感じ)というアイディアは面白かったけど、その設定を説明する文章がえっらく分かり辛かった。しかもループものというだけならまだしも、大企業の相続争いみたいなものも絡んできて、何が何やら。ここ数年で読んだ中でも、随一の分かりにくさでした。


多分なー、しばらく前ならこういうの割と好みだったはずなんだけど、今は分かりやすくてドタバタしてて萌え萌えで……というのを脳が求めてるから、どうにも合いませんでした。