星屑エンプレス ぼくがペットになった理由/小林めぐみ/富士見ミステリー文庫

10歳の銀河帝国皇女と、とある事情から彼女に付き従うことになった帝国犯罪捜査局(FBIみたいなもん？)訓練学校生徒である主人公の少年のお話。

科学を愛し、そこから得た知識でもって変てこで、でも説得力のある設定とキャラクターを作り、しかもそれが設定だけに留まらず話の根幹にもちゃんと繋がってる。いつもの小林めぐみでした。話の筋だけ聞くと、そんな個性的な作品には思えないんですけどね。本当に変なクリーチャーの生態を描写する時のこの人の文章は楽しそうだなあ。