かえってきた、ぺとぺとさん(1) フーコの空/木村航/ファミ通文庫

かえってきた、ぺとぺとさん(1) フーコの空 (ファミ通文庫)


アニメ化に合わせて復活。かわいい妖怪たちが人間と共存する鮎川町を舞台とした、ほのぼのところにより一時毒、のお話。UFO、どこかぼーっとしていて元気のないクラス担任、風の妖怪によるタイフーン・エクスプレス、「いもてん」コンパニオンの特訓。秋が訪れ色々起こる中、シンゴが思い出すのは、ちょちょ丸と共に博多に行ったぺと子のことだった。


登場人物が多くて、話の中心線がぼやけてるのは相変わらず。ただでさえこっちは最後に読んだのが1年以上で、しかも当時もキャラの多さに苦労した記憶があるのに、この上クラスメイトの家族とか増やされても……多分気にしなきゃいいんだろうけど、ちゃんと名前がついてる時点でそれはモブじゃなくて一人の登場人物なわけで。○○の母とかにしときゃいいのに、なんか作者だけが世界を分かってて読者がついていけてないところがちらほらあるようなないような。新キャラの風子とかも、本筋のシンゴとぺと子に繋げる気あるのかなあ。


ただ、文章のリズムとかは同作者の「ぴよぴよキングダム」よりこっちのが好きだし、ラストの引きも気になるので次も買おう。


そういや、141Pのイラストはページ指定間違えたのかね。