交響詩篇エウレカセブン#1「ブルーマンデー」

鳴り物入りで始まった大作ではあるけど、問題作にはなりえない。新しいものを生むってよりは丁寧に作り込んだ王道路線を見せてくれそう。冒頭のメカがアクロバティックに飛ぶ様とか、1話としての求心力は十分。「俗物が!」とか「姉さん、〜です」とか随所の台詞回しに脚本家の遊び心も見られて楽しい。にしてもフリクリっぽいと思ったの私だけじゃなかったんだなあ。特にそれっぽかったのは思春期感バリバリのモノローグ、あとエウレカを監視してた3人組の掛け合いとか。「なにそれ、リーダーの弱み、弱み!?」(語尾強調)。だからどうってわけでもないんだけど。でも、フリクリテイストってこういう正当派の少年成長物語には合わないと思ってたんだけど、意外に合ってるね。こっちの主人公がナオ太君よりはずっと前向きだからか。あーあと、背景が「おねがい」シリーズの草薙でした。