サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄/西尾維新/講談社ノベルス

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス)
影が薄いヒロイン友がようやく登板。彼女の昔の仲間なんかも登場し、いーちゃんとの過去なんかも次第に明かされていく。シリーズの転換点という風味。いーちゃんもそれまで知らなかった友の二面性を目の当たりにし、それまでの逃げて逃げて逃げてきた人生哲学みたいなものを揺さぶられまくり。一旦解決したと思った事件の真相が後日談で覆されるってのは慣れちゃったなあ。あんまし驚きが感じられない。だからどうした、という感じ。