BASTARD!! 黒い虹Ⅱ/ベニー松山(原作:萩原一至)/スーパーダッシュ文庫

BASTARD!! 黒い虹(2) (スーパーダッシュ文庫)


「BASTRD!!」ノベライズ3年ぶりの新刊。つっても私が読んだのは2ヶ月前なんですが。
あかほり、神坂に対する反動でページの下半分メモ帳状態は大分改善されたとはいえ、会話で話を進めていくのが当たり前なラノベの中で、ここまで地の文の割合が多い作品を読んだのは初めてかもしんない。それが面白さに繋がるのは限らないけど、重厚な雰囲気を出すのには成功しているかと。ただ、今回は魔法その他の設定で同じような表現を繰り返してるところがあって、それが少々冗長だったかなー。
今回の見所はド派手なアクションでも実際自分がその場にいるような気分になる情景描写でもなく、獣王バッハの食事シーン。昔読んだ「ドラゴンクエスト」のノベライズとかもそうだけど、本格っぽい雰囲気を匂わせるファンタジーは食い物が実にうまそうで読んでると腹が減ってくるなあ……