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3人が解放されたと思ったらまた別の2人が拉致され、依然現地の危機的状況は継続中。「退避勧告」ではなく、現地への立ち入りを完全に禁止するわけにはいかないんですかね。
一部マスコミは今回被害者家族をどうしても悲劇の主人公としたいようですが、私にはどうしてもエゴが延々と垂れ流されているだけのように見えてしまいました。それとも、そういう美談を作り上げようとしているマスコミに悪意を感じるのか。被害者家族が必死になるのは分かるのですが。
現時点で私が共感しているのは大体ここらへん。
http://www.egawashoko.com/menu4/contents/02_1_data_28.html
確かに全ては3人が帰国してから、というのは納得。ただし自己責任論がまかり通っているのにも納得。社会にもまだ出ておらず親のすねをかじっている私が「自己責任」なんて言葉を使うのはアレなのですが、自衛隊が行かなければ危険に晒されることもなかった、というのはやはり平和ボケなのではないかと。現に軍隊を派遣してもいない国の人も拉致されているようだし。日本にいれば安全、と思っているのも同じく平和ボケなんでしょうが、そんなこと言ったらもう地球上で平和なところなんて1つもありません。その中でも特に危険性の高い地域を示しているのが「危険地域」なのではないでしょうか。
高校卒業してすぐイラクに行く、という行動力には感服します。「ネットで吠えてるだけで何も出来ないくせに」、全くもってその通り。2chを始めとするネット上の自作自演説はまず結論ありき、という気がして怪しい点などを示されてもどうしても真面目に取り合う気になれません。でもそもそも、あの3人が世間で言われてるような立派な志でイラクに行ったのかさえ、私には分かりません。目的意識なんて本人にさえあやふやなところがあるわけだし。だから「あんなに立派なことをしていた人たちが」という論調には私はいまいち馴染めません。
でも一番信じられないのは、こういう話でさえ興味本位、こういうことを主張することに伴う快楽を味わうためにやってるのかもしれない、なんて思考が出てくる自分なのでした。