2009-01-25から1日間の記事一覧

文学少女と慟哭の巡礼者/野村美月/ファミ通文庫

題材は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』。意外と早く訪れた美羽との再会。そして。ななせはつくづく不憫だなあ。でもそんなところがいいなあ。

赤方偏移世界 時の果てのフェブラリー/山本弘/角川スニーカー文庫

世界各地に発生した異常現象スポットの発生。人類存続の危機に、超知覚力を持つ少女フェブラリーが挑む。その過程でフェブラリーはスポットをもたらした存在とのコンタクトする。画像は徳間デュアル文庫から発売された新装版……山本弘とは女の子の趣味が合わ…

狼と香辛料Ⅱ/支倉凍砂/電撃文庫

欲をかいて莫大な損害を出したロレンスが、起死回生の一手を羊飼いの少女に求める。明日にもホームレスになるかもしれない恐怖がよく伝ってきた。だからこそ、これは精神衛生上今読むべきじゃないなーと思った。

クレギオン(2) フェイダーリンクの鯨/野尻抱介/富士見ファンタジア文庫

ガス惑星フェイダーリンクのリング上で細々と生活を営む人たち。政府のフェイダーリンク太陽化計画によって立ち退きを余儀なくされようとしている彼等を、ミリガン運送の3人が助け出す。 好きな子の前ではカッコ悪いところは見せられない、というあれと居住…

ゼロの使い魔(7) 銀の降臨祭/ヤマグチノボル/MF文庫J

お国のため、名誉のために戦う貴族と無理やりそれに付き合わされる平民。それがまるで理解できない現代日本人である才人。無双単騎駆けには心震えるものがあったけど、元凶であるアンリエッタはこれどう落とし前つけるんだろうなー。

鋼殻のレギオス/雨木シュウスケ/富士見ファンタジア文庫

モンスターが闊歩する、汚染された大地。人々は、レギオスの中で身を寄せ合って暮らしていた。そんな苛酷な環境の中で生きるため特殊能力を発現させる者がいる。主人公も幼くしてその才能を開花させた天才だった。 なんか色々詰め込んでるけど、基本的には俺…

星くず英雄伝(1) 放浪惑星の姫君/新木伸/電撃文庫

ハーレムスペオペ(?)。エロ目当てに買ったけど、イラスト同様作者とそこら辺の好みが合わなかった。お話のほうはわりと真面目だった気がする。もっと終始ドタバタやってるものかと。

柊の僧兵記/菅浩江/朝日ソノラマ文庫

こばめぐが好きそうな箱庭SFファンタジー。設定と思春期の少年少女の心情がいい具合にマッチしてた。異世界ファンタジーなら菅浩江は外れなしっぽいんだけどなあ。

人類は衰退しました(2)/田中ロミオ/小学館ガガガ文庫

人間の知能と身長を低下させてしまうスプーンの話。助手さんを迎えに行ってバナナで滑って転んでループしてしまう話。前巻は「風味」程度だったホラー分がより前面に押し出されてきた感じ。