神様家族(6) 鉄棒工場/桑島由一/MF文庫J

神様家族〈6〉鉄棒工場 (MF文庫J)


ようやく最新刊に追いついたー。東映アニメーション制作でアニメ化企画も進行中のシリーズ、6巻目。


いつも通りテンコとじゃれ合い、いがみ合いをしたその日。佐間太郎は気がついたら赤ちゃんになっていた!言葉も喋れず、周囲の人間は誰も彼が佐間太郎だとは気付いてくれない。その内、なんだかんだで、佐間太郎はみんなが世話してくれる赤ん坊としての生活もいいな、と思い始める……。


今までの中で、ギャグ⇒シリアスの流れが一番自然で綺麗にまとまってました。いまいちピンと来ないところは残ってるけど、それは次巻以降で消化されるのかなー。佐間太郎とテンコの関係は二歩進んで二歩下がる感じで、前進してるかどうか分からなくて非常にヤキモキしていたのだけど、太古の時代からそれはラブコメのお約束だし、今回でひとまず決着っぽいのでまあよし。んでも、久美子を絡めた三角関係物としては久美子が不利すぎて、あんまし盛り上がらないなあ。例えばこれが「ラブひな」だったら、正ヒロインの成瀬川に対して、後から出てきたむつみさんは途中まで「一緒に東大に行くという約束」ってのを大きな武器としてたわけだけど(ここらへんの記憶はあやふやです)。久美子の話って、3巻で完結しちゃってるんですよね。もっと「佐間太郎の初恋の人」って立場を前面に押し出せばいいのに。ま、作中の扱いが不遇だからこそ惹かれるようなファンもいるわけですが。

1月の文庫・コミック発売予定

デ・ジ・キャラットスペシャル

デ・ジ・キャラットサマースペシャル2000

DiGi Charat Vol.3 サマースペシャル2000 [DVD]DiGi Charat Vol.4 サマースペシャル2000 [DVD]


夏休みの朝10時55分からという謎が多い時間帯に放映されたスペシャル全4話。総監督に桜井弘明、各話監督に桜井弘明・小島正幸・佐藤竜雄大地丙太郎という豪華メンバーを起用。ワンダフル版と比べて少し間延びしてるように感じられるのは、1話辺りの時間が倍以上になってるからでしょうか。10分だとちゃんと起承転結をつけなきゃいけないから、1つのネタだけじゃ押し切れないのかな。佐藤竜雄が担当した3話「帰ってきた暴れん坊」と大地丙太郎が担当した4話「夏の虫」が好きです。1、2話はぴよこっていう新キャラの顔見せに終始してる気がしていまいち。


DVDの映像特典には「でじこ女優への道」と銘打って、でじこが今までに出たアニメ・ゲーム等他作品を紹介するコーナーが。なんというかブロッコリー必死。

デ・ジ・キャラットクリスマススペシャル2000

Di Gi Charat Vol.5 [DVD]


受験生時代ラジオを聞いてたら、みゆきちも受験のことについて話してて共感を覚えたんだ。でも、彼女の言ってたのは高校受験のことだったんだ。何か、言い知れぬ複雑な感情を抱きました。


ぴよこの家来にして大きいお姉さんたちを取り込むためのユニット、PKOが登場。桜井弘明が総監督に、高橋亨を監督、池田真美子を脚本とする体制に移行。本格的に路線変更したと感じられるのはこの辺からかなあ。キャラを掘り下げたり、感動話をやったり、長期的にコンテンツを育てていこうという意思が云々。いつまでも3分アニメじゃ稼げるものも稼げないだろうし、当然の展開だとは思うけど。

デ・ジ・キャラットお花見スペシャ

Di Gi Charat Vol.6 [DVD]Di Gi Charat Vol.7 [DVD]


まったりまったり少しほろり。「さくらさくら」は、「苺ましまろ」やなんかの現在非常に多い日常描写が細やかな作品群にも通じるものがあります。生活感溢れる日常描写がこの辺の人はうまいよねえ。これなら週一のTVシリーズでやっても大丈夫だと思ったんだけど……


この後のシリーズのことは、記憶にありません。