ダ・ヴィンチ 新ブンゲイ・クエストで見るエンタメノベルの最前線!!

ダ・ヴィンチ 2010年 01月号 [雑誌]

「ジャンルの枠を超えて活躍する人気作家」ごとに、その愛読者に向けた文庫（主にラノベ）を紹介していた。ちらほら首をかしげるチョイスも。それぞれの紹介文については本誌を当たってください。

米澤穂信作品が好きなあなたにオススメのエンタメノベルはこれ！

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)

有川浩作品が好きなあなたにオススメのエンタメノベルはこれ！

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とらドラ!1 (電撃文庫)

BLACK BLOOD BROTHERS〈1〉―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸― (富士見ファンタジア文庫)

迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル? (GA文庫)

万城目学作品が好きなあなたにオススメのエンタメノベルはこれ！

これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね? (角川スニーカー文庫)

ベン・トー 1 サバの味噌煮290円 (スーパーダッシュ文庫)

桜庭一樹作品が好きなあなたにオススメのエンタメノベルはこれ！

マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house〈1〉 (ピュアフル文庫)

あまがみエメンタール (一迅社文庫 み 3-1)

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

伊坂幸太郎作品が好きなあなたにオススメのエンタメノベルはこれ！

15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1)

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫 200-1)

されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~ (ガガガ文庫)

森絵都作品が好きなあなたにオススメのエンタメノベルはこれ！

吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

クレイジーカンガルーの夏 (GA文庫)

ミラクルチロル44キロ―Aパート・チロルアレンジ (メガミ文庫)

学校の階段 (ファミ通文庫)

2010ミステリー・エンターテイメント作品の隠し玉はこれだ！

とりあえずラノベ関連とかそうでないのとかで初めて目にした奴だけ。

• 角川書店
  • 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』（2010年3月刊行予定）
  • 有川浩『県庁おもてなし課』（刊行時期未定）
• 講談社
  • 仁木英之『千里伝　第二巻』(仮）（2010年10月刊行予定）
  • 西尾維新『緋色の英雄』（2010年夏頃刊行予定）
  • 日日日『私の優しくない先輩』（2010年夏頃刊行予定）
• 中央公論新社
  • 茅田砂胡『モモ探』（仮）（C★NOVELS/2010年秋刊行予定）
• 双葉社
  • 新城カズマ『さよならジンジャー・エンジェル』（2010年1月刊行予定）
  • 樋口明雄『紅炎』（2010年秋刊行予定）

西尾維新『緋色の英雄』は人類最強の人が主人公っぽいです。
MW文庫創刊ラインナップの有川浩『シアター！』(asin:9784048682213）は、インタビューによると『図書館戦争』で主役だった沢城みゆきが所属する劇団の舞台がきっかけで題材が選ばれ、本編でも「人気声優」の新劇団員が登場するとか。
あと「文庫レーベルはシリーズものを基本路線とする」んだそうで、『シアター！』も人気が出れば続きが出せるようなものを、と意識して書いたとか。

『シュガーダーク』の作者の人は現在続編を執筆中。スニーカー大賞についての記事で、三村センセが「ゴクドーくん」のタイトルを直接出さずに「中村うさぎのユーモア・ファンタジー」と記述していたのがちょっと気になった。ダ・ヴィンチ読者は名前出しても分かんないだろうって判断なのかしら。