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- 「淡々と記録するよ」系のblogが流行った当時、誰かが「今日のオカズを淡々と記録するよ」っていうエロblogをやると思ったんだけど、今のところ見つかってません。AVのパッケージなりなんなりを載せて「ごちそうさまでした!」とだけコメントつけて出来上がり。「今日観たエロビデオを淡々と記録するよ」とかならあったけど、感想とか普通に書いてて全然淡々としてなかった。
- とある文豪の作品を批判した雑誌記事について、とあるサイトで「○○は批判されるべき作品ではない」と言ってて、びっくりした。だって「べきでない」ですよ。その確信はどっから出てくるんだろう。なんつうか、すげえなあ文豪。さすが紙幣に印刷されるような人は違う。
- 10階建て以上のビルの、吹き抜けに面したエレベーターとかは高所恐怖症には辛いです。
実際の発売までに新作に対する期待値をどう制御するか
普段、中身がまだ分からない新作のゲームとか小説とか、つまらなかった時が怖いので人目につくところで発売前にあんまり騒がないようにしてるんだけど、今回は久しぶりの新刊だし新しい要素が多い中での発売なのではしゃいだはしゃいだ。でも別に、彼なら必ず面白いものを書いてくれる、という確信があるわけではなくて、どっちかというとどういうのが出てきてもしばらくはこの人から目を離すことはないだろうなあ、という作家にとっては甚だ失礼だろう気持ちの方が強い気はする。いやまあ好きな作家である以上、面白いものを書いてくれる確率が高いからこそ買い続けてるんだけども、別につまらなかったとしてもそれはそれで、というか。
ここでも言われてるけど、つまらなかったからと言ってそれを無理に擁護するでもなく、叩くでもなく、「裏切ったな!僕の気持ちを(ry」ってな風にならないことが、1読者としてそれなりに長く付き合ってる内に可能になってきたのかなあ、と思った。既に周囲がこの人のことで騒ぐことがあんまりないので、惑わされずに済むってのもあるけど。ってこれ、考えてみたら、普通にできて当然のことですね。
IN☆POCKETの『カナスピカ』秋田禎信インタビュー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 文庫
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- 何年か前から、ジュニア文庫、いわゆる「ライトノベル」だけで創作を続けることに危機感を感じていました。そのひとつが、時間的拘束です。あるシリーズを立ち上げると刊行スケジュールが定まるばかりか、そこにあわせて物語を展開する必要が出ます。しかも、最低でもニ、三年はシリーズ完結までかかりきりになる。徐々に、自分自身のやれることに限界を感じていました。
- 「最低でもニ、三年」一つのシリーズに専念できる作家って、どれくらいいるんだろうなあ、とかちょっと意地悪なことを考えた。レーベルの人気も、実績もあんまりない人だと売上げが芳しくない場合その前に打ち切りじゃないかなあ、とか。まー、読者の目に見える「そのシリーズが展開している期間」と作家がその仕事をするのに必要な期間って、また全然違ってくるのかもしれないけど。
- ここ数年はライトノベルから多少距離を置いて、様々な可能性を模索してきました。小説以外のメディアも視野に入れて企画書やプロットを書き続け、ようやく形になったのが今回の『カナスピカ』でした。
- きゆづきさとこ原作『パノ』のノベライズも、あるいはその一環ですかねえ。今は止まってるけど。
- 秋田スレでは一時期、ゲームのシナリオ作ってるんじゃないか、なんて噂もしてたな。
- 僕は物語を作る際、まず「世界観」があって、それから「設定」を作っていきます。世界観とは、登場人物や主人公がどのように自らの周囲の世界を捉えているのかということ、設定はあくまで物語を作る材料です。『カナスピカ』の場合は、「中学生なりの現実感」という世界観があって、そこから「現代の日本」や「喋る人工衛星」など、様々な設定が生まれました。
ROOM NO.1301(3) 同居人はロマンティック!?/新井輝/富士見ミステリー文庫
飯笹くん(´;ω;`)かわいそうです……なんだろな、普通の人が普通であるが故に、普通でない人がメインの話では悪者にされるしかなかった、という風にしか読めない。こういう手法はあんまり好きじゃないなー。主人公が、顔はよくて、もてるけど、自分のことを恋愛に向いてないと吹いてて、でもやることはやってるっていう、いまだにDT精神を引きずってるような人間には感情移入しづらいことこの上ないこともあって、飯笹君を応援したくなりました。
よく言えば(?)禅問答っぽい、悪く言えばぐだぐだした会話劇がメインなので、読みやすいは読みやすい。今出てるのが10巻とちょっとくらいだけど、これなら結構早く読み終わりそうな気もする。
でかい月だな/水森サトリ/集英社
友人とバイクで遠出した主人公・ユキは、満月を見上げていると、突如その友人に崖から突き落とされる。手術の結果、九死に一生を得るが、好きなバスケも思い切りできない体になってしまう。そんな彼の前に現れたのは、錬金術師を名乗る少年と、邪眼を持つと自負する少女だった。第19回小説すばる新人賞受賞作。
ラノベサイト界隈で、眼帯つけた不思議少女・かごめが話題になってたのに釣られました。いやあ、なんか新しいタイプでいいですね。学校では無口で神秘的で近寄り難い雰囲気なんだけど、親しい人の前では猿のようにうるさい。主人公が、彼女の普段の姿を初めて見ることになった時の豹変振りが素敵。
「そうでなくてもあんたみたいな勘違い野郎は大嫌い。頭のてっぺんに幸せの花が咲いているくせに。そんなやつがたまたま一度の不運に見舞われたくらいで不幸になれると思ったら大間違いよ」
「何それ。宇宙より果てしなくずうずうしいやつ。そうやって無遠慮にズケズケと抜け抜けと他人の心に土足で上がり込んで生きていくがいい。お幸せなプリンセス・セーラ!」
ナイス罵詈雑言。でもこれ、かごめの描写はおざなりで、むしろ作者が書きたかったのは自称錬金術師の中川君と主人公のイチャイチャだって気がするのは、自分が男で作者が(恐らく)女性だからなのかなあ。主人公が親と喧嘩して家を飛び出して、雨に降られて逃げ込んだ先が中川君の家で。シャワーを浴びさせられて、着替えさせられて、メシ食わされて、ほだされて。以来入り浸りになっちゃって……とか、エロゲー顔負け。
いいなり!あいぶれーしょん(1)/中嶋ちずな
作者の人がサイトで公開してるマリみて同人を楽しませてもらっていたので、その縁で。同人時代からアレなネタを連発はしていたけれど、まさか商業でもここまでやらかしちゃうとは。……しかし、なんだか素直にこの漫画を楽しめていない自分もいたり。
二次創作の場合、キャラクターも世界観も原作から持ってきてて、あのネタってのは作品世界をぶち壊すためのネタでしかなかったわけだけど、商業……というか一次創作ではああいうことやるのにもキャラクターも世界観も一から作らなきゃいけなくて、そこんところが少々理屈っぽすぎるというか、くどかったのかなあ。もっとこう、某ゲームみたいに、精液注入で魔力補給だ!くらい馬鹿馬鹿しいほどの分かりやすさが。
それとも、カメラが全体的に少々引き気味で、キャラクターの印象がいまいち薄いから、とか……?なんか手当たり次第に思いついたことをあげつらってるようで、嫌になってきた。……なんか今、この日記の全存在を自分で否定したような気がした。
忍たま乱太郎15周年スペシャル「ドクタケ温泉の段・乱太郎たち大救出!?」
50分。普段10分だからおよそ5倍。NHKなのでCMも入らないから、普段と同じテンションで見ると疲れた……。製作側もそれが分かってるのか、意図的に間延びさせてた気がする。マイメロが10分になってカオスが凝縮されたみたいに、どうも今の自分には10分、15分番組の方がいいみたい。影のつけ方や構図も普段と微妙に違ってた。
しかし、このタイトルで、しかも1度温泉に向かうような素振りを見せてたのにくのいち教室の面々の温泉シーンがないのは詐欺だよなあ(笑)代わりにお年寄りの人たちは堪能してたけど……。
くのいち教室の面々、時々体型が微妙にポルポルしいですよね。これで11歳って。昔の人はなかなか栄養取れなくて発育悪かったと聞くけど、忍術学園はそこら辺しっかりしてそう。肉類も頻繁に食ってるし。
怪物王女#4「交渉王女」
テンポのよさと、とぼけたじいさんをやらせたら右に出る者はいないチョーさん(旧芸名長島雄一)の演技が光る回。チープなキャラデザ(赤い犬の人の腕がそういうでっかい手袋にしか見えない)も、動きも、単に出来が悪いってんじゃなくて愛嬌があるように見えてよかった。フガフガフフン。
機神大戦ギガンティック・フォーミュラ#5「信頼」
協調性を高めるためのキャンプ。絵に慣れたら、ヒロインが可愛く思えてきた。我ながら単純だねえ。主人公は、感情移入はし辛いけど、なんかああ、こういう奴なんだなあってのは徐々に掴めてきました。日常パートの方が面白く感じるのは……まあ、ロボット物に特に愛着があるわけでもないしな。